有機野菜の育て方 有機野菜を育てる方法について解説します。
  • 野菜を育てるのはかなり大変なので覚悟が必要

    有機野菜を栽培することはとても難しいことです。
    以前の記事でもお伝えしたように、有機野菜を作るためには条件があります。

    まず「有機農産物」であったり、「有機野菜」と表示するためには以下の項目を満たしている必要があります。

    (1)畑の土に禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
    (2)畑や施設、用具などに農薬や化学肥料の飛散・混入がないこと
    (3)有機栽培された種苗を使用すること
    (4)病害虫を防除するのに農薬に頼らないこと

    これら項目はすべてJAS法で定められています。
    JAS認定の有機野菜の目印があって、はじめて有機野菜と認められるのです。
    現在、国内で有機栽培認定されている農家は、全体の1%も満たないそうです。

    そう、これだけ有機野菜は貴重なのです。
    そして別の言い方をするなら、それだけ有機野菜を育ていることは困難で、覚悟が必要ということになります。
    常に野菜に目を光らせていなければなりません。

     

    ■有機野菜の難しさを知ろう

    有機野菜には、定められた項目をすべてクリアしないといけません。
    有機野菜と認証されるには、種まきをする2年以上前から準備が必要と言われています。
    それは畑で農薬や化学合成肥料を原則として使えないからですね。

    実質的には有機栽培を行っていても、その隣の田園が農薬や化学肥料を使っていたら・・・
    そう、こういったケースが多いため、有機野菜農家の多くがJASの認定は受けられません。
    また、稲作においても上流の水田を経由した用水を直接、下流の水田で取り入れた場合、
    有機表示できなくなってしまうのです。

    有機野菜を作るということはこれだけ厳しいのですから、覚悟は必要なわけです。
    また、有機野菜が高いのはこれだけの手間がかかるので、仕方がないことなのです。

     

    自分一人ではなく、家族や友人も誘ってみよう

    有機野菜を作るのは、一人ではとても困難です。
    もしあなたの近くに農業に興味がある人がいたら、迷わず誘ってみましょう。
    家族であったり、友人のサポートがあれば、成功率はぐんと上昇するはずです。

    栽培から収穫まで一人でやることは非常に根気があります。
    それに農家の方を見ていればわかることですが、一人でやられている方は稀です。
    それほど農業は厳しいものであり、生ぬるいものではないのです。

    野菜に関する知識、そして環境や土に関する知識がなければいけません。
    もし、近くに農業に詳しい人がいたら、アドバイスを受けましょう。
    少しでも成功率を高めるために人数を増やすことが大切だと思います。

     

    ■有機野菜の魅力について

    有機野菜は、通常の農薬を使った野菜よりも味が濃いのが特長となっています。
    昔の野菜は野菜らしい甘みがあったといいますが、それは自然に恵まれていたためです。
    土の中の微生物は、有機物を分解することで微生物が土の中の有機物を分解します。
    そしてカルシウム(Ca)、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)といったミネラル分を生み出します。

    このミネラルこそが甘味、旨味、コクといった野菜の味の決め手につながってくるのです。
    つまり有機肥料を使った有機野菜が美味しい理由は、土が違うからおいしいのです。
    また、有機野菜の良さは味だけではなく、アレルギー症状を持っている人でも安心して食べることができます。

    これは農薬などの刺激が少なくなるからだと言われています。
    事実、こどのものアレルギーに困っていた親御さんが有機野菜にしてから、
    子供のアレルギーが良くなるまではと有機野菜を取り入れている人が多いようですね。

    これから、有機野菜がもっと身近なものになることでしょう。